国語国文学科Department of Japanese Language and Literature
将来について
資料を収集し、文献を正確に読み伝える力は、国語教員や公務員としてはもちろんのこと、さまざまな職場で活かされます。
国語国文学科は愛知県立大学のなかでも最も長い伝統を持つ学科です。これまで多くの国語教員や公務員を輩出し、地域社会に貢献してきました。近年でも卒業生の3割前後は国語教員や公務員となっています。そのほかにも大学職員や図書館司書、製造業や金融関係など実に多様な職場で活躍をしています。また、さらなる学びのために大学院に進学する卒業生もいます。
主な就職先(過去3年間)
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卒業生からのメッセージ
石井さん
私立金城学院高等学校
県大での学びを伝える伝道師として
中学時代から国語教師を志している私ですが、文学を深く専門的に学びたいと思い、あえて教育系の大学ではなく県大を選びました。県大では、上代から近現代に至るどの講義も面白く、研究に夢中になりました。県大で学んだ、言葉一つ一つを味わうことや、その言葉が生まれた背景を知ること、作品にあらわれた余白や改行の意味を考えることなど、正面かつ多角的な視点から文学と向き合う姿勢は、教師となった私が、作品を紐解く上で大切にしていることでもあります。県大で培われた力が、今の私を形作り、支えてくれているのです。教師になるという夢を叶えた今、文学の面白さに気づいた生徒が笑顔を見せてくれる瞬間に、最も生きがいを感じます。
小堀さん
藤田医科大学病院
ことばを使いこなせるということ
私は現在、医療事務をしています。就職してから1年が経ち、日々感じていることですが、学生時代に培った文章力や語彙力は社会に出てから褒められることも多く、人と接する今の職場において様々な場面で役立っています。読みやすい文章が書ける、正しい言葉遣いができるというようなことの他に、卒業論文でたった一文の言い回しに時間を割いて悩んだことなど、学科で身につけたこと?苦労したことの一つひとつが今の自分を支えていると感じています。国文学科の学生さんたちには、教員や司書といった進路はもちろんのこと、それ以外にも自身の可能性を広げて様々な分野に飛び立って欲しいと思っています。