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本格的な「県史」発刊 愛知も腰上げる

新年度に準備会議設置 15年かけ約60巻

【愛知県】古代から昭和までを網羅する、県史編さんの第一回準備会議が十六日、名古屋市東区葵の愛知会館で開かれた。
学者や有識者ら二十四人の委員が出席、議長に塩澤君夫県立大沙巴体育娱乐场,沙巴体育下载を選び、来年度からの作業について話し合った。
県はこれまで、古代から大正をまとめた小規模な県史(全五巻)と、昭和史(四十五年まで、全二巻)を発行しているだけ。数年前「このままでは貴重な資料が散逸する」との声が県議会で上がった。
この日の準備会議では、(1)県史の規模は通史、資料、別編の三編全六十巻までとする(2)平成二十年度の完成を目指す、などを確認。細部は今後、八つの専門部会で話し合い、十月には明確な方針を発表する。
作業が順調に進めば、平成十年度には資料編から数冊が発行され、年に数冊ずつ順次、刊行される予定。

出典

  • 中日新聞
    平成5(1993)年3月11日 朝刊 県内版 18頁

※この記事は中日新聞社の許諾を得て転載しています。