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本橋 裕美 准教授 (モトハシ ヒロミ) 日本文化学部 国語国文学科
平安文学における女王と王権についての総合的研究 ?斎宮の文学史(2011 ‐ 2016) ?皇女?女王と王権に関する文学史的研究(2014 ‐ 2016)
平安文学、特に『源氏物語』を中心に研究しています。平安文学には、たくさんの女性たちが登場します。天皇家の姫君である「皇女?女王」はとりわけ身分が高く、さまざまな役割を担っていました。政治に利用されることがあっても、気高く生きた彼女たちの姿を物語文学を読むというところから分析します。女性の在り方を考える上でも、皇女?女王の活躍を知っていただけたら幸いです。
斎宮 中古文学 日本文学
大学時代に、就職に直接「必要のないもの」をしっかりやろうとしたことです。日本の古典文学という、知らなくても生活に困らないものと出会って、探求する面白さを知りました。恩師が、古典文学の第一線で活躍する女性研究者だったことにも大きな影響を受けました。
まだまだ研究は道半ばなので、大学の授業では学生たちと一緒に学ぶつもりで臨んでいます。学生と読んだ『源氏物語』や『落窪物語』は新しい発見がいっぱいでした。研究対象のひとつである斎宮は東海地方と関わりが深いので、地域の催しや展示、講演などの機会には積極的に参加しています。
古典文学には、さまざまな世界と出会うためのヒントがあふれています。難しい、なんて思わずに、一緒に学んでみませんか?