グローバル学術交流紹介
グローバル学術交流事業2021
2021:アステカ征服500年?メキシコ独立200年―その歴史への誘い―
2021年度は、スペイン人征服者エルナン?コルテスがアステカ(メシーカ)王国を滅ぼした歴史的事件(1521年)から、500年目にあたります。また、宗主国スペインからのメキシコ独立(1821年)の200周年にもあたります。
愛知県立大学では、アステカ征服500周年及びメキシコ独立200周年を記念して、在日メキシコ大使館協力のもと、考古学?歴史学?宗教学における日本とメキシコの学術交流の活発化とその成果を、広く一般に公開、還元することを目的として、グローバル学術交流講演会を開催し、3人の講師の方をお招きしました。
コロナ禍でZoomでのオンライン開催となりましたが、たくさんの方々にご参加いただき、アンケートにご協力いただきました。
■ 第1回「アステカ王国征服の歴史的意義:メソアメリカ史の観点から」
日 時 10月9日(土)10時30分~12時00分
参加者数 102名
講 師 井上 幸孝 氏(専修大学 国際コミュニケーション学部 教授)
歴史学者。専門は16-17世紀の歴史記述、年代記(クロニカ)研究。主著に『メソアメリカを知るための58章』『人間と自然環境の世界誌-知の融合への試み』『マヤ?アステカ文化事典』など。
■ 第2回「A New History Called Mexico City: Crossroads of East and West」
(メキシコシティと呼ばれる新しい歴史。東と西の十字路)
日 時 11月13日(土)10時30分~12時00分
参加者数 136名
講 師 ダヴィッド?カラスコ 氏
(ハーヴァード大学 神学部/アートサイエンス学部 人類学科 教授)
宗教学者。メソアメリカ史、アステカ史が専門。著書に『メソアメリカの宗教』『供犠の都市』『アステカ人の日常生活』『アステカ』など。
■ 第3回「あるマヤ王家の16世紀:スペイン国王の支配下における新たな歴史の構築」
日 時 12月18日(土)10時30分~12時00分
参加者数 83名
講 師 大越 翼 氏(京都外国語大学 外国語学部 教授)
歴史人類学者。専門は15-19世紀のマヤ社会の研究。メキシコ国立自治大学で17年間マヤ研究に従事した。主要業績に『先住民社会の空間と境界』『マヤの王権』『文章を「読む」こと』など多数。