中国学科Department of Chinese Studies
4年間の学びの流れ - 3年次
更に中国語力を伸ばし、言語?文化コース、社会コース、翻訳?通訳コースに分かれ、ゼミに所属して中国語圏の研究を深めます。
〈主なカリキュラム〉
- 中国語 IIIの科目(会話、講読、文法作文、各1コマずつ)のほかに、時事中国語、ビジネス中国語、応用ビジネス中国語で、中国語の力を更にブラッシュアップしていきます。
- ゼミに分かれて少人数で専門分野の分析?発表?討論の力を養います。
- 引き続き研究各論科目を履修し、興味のある分野を専門的に学びます。
- 翻訳?通訳演習で翻訳力、通訳力を高めます。中国人の教員が中国語でおこなう原語特殊講義もあります。
在学生からのメッセージ
T. J. さん
愛知県立刈谷北高等学校出身 2017年度入学
中国学科3年生の授業を紹介します。
1、2年生の時は、基礎を身につけるために「中国語を」勉強していましたが、3年生になると、今まで勉強してきたことを生かし「中国語で」専門性の高い文献を読む授業が始まります。
私は今、中国で実際に発行されている新聞の経済に関する記事を授業で読んでいます。専門用語が多く、難しいと感じる事もありますが、中国語で専門的な内容を勉強出来ることに喜びを感じています。
大学生活では学科の勉強以外にもサークルやアルバイトなど自分の興味がある事に取り組めます。そこで私が取り組んでいる日本語教員課程を紹介します。
この課程では、自分の学科の勉強とは別で、副専攻として日本語教育について勉強することができます。
日本語の教え方、多文化共生、日本語教育の現状などを学ぶことができます。
実習では外国人だけでなく、他学部の人や地域の方など様々な人と交流します。
このような機会を活かしながら、コミュニケーションスキルの向上を目指しています。
最後に「迷ったらとりあえず挑戦してみる。」私はこの言葉をモットーに大学生活を送っています。
皆さんも大学生になったら様々なことに挑戦してみてください。
時間割例
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
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1限目 | 研究各論(中国語) | 中国語 III(講読) | |||
2限目 | 諸地域原語(韓国朝鮮語) | 共通各論(日本語文法論) |
研究演習(言語民族) | 共通各論(日本語音声学) |
中国語 III(会話) |
3限目 | 時事中国語 | 研究各論(言語民族) | 共通各論(日本語教授法) | 共通各論(日本語教育教材論) | |
4限目 | 日本国憲法 | 共通各論(グローバル:比較文化セミナー)英語 |
中国語 III(文法作文) | 国際関係 | |
5限目 |
年間スケジュール
4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 |
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前期開講 | 前期試験 | 夏休み | 集中講義 | 後期開講 | 大学祭 | 後期試験?後期集中講義 | 春休み |
授業内容の概要
中国語 III(文法作文)、中国語 III(会話)、中国語 III(講読)
「文法作文」では、すでに学習した文法の基礎の上にさらに難度の高い文法を積みかさね、間違いを発見し正しく訂正できる力を養います。同時に正しい書き言葉で自己の考えを記述でき、初歩的に短文を書ける能力を身につけます。テーマを決めて作文を書きます。更にHSK5級と中国語検定試験準1級に合格する能力を磨きます。「会話」では中国語で叙述を行う能力をつけ、討論形式でコミュニケーションがとれるようになることを目指します。 「講読」では現代中国語の文法事項を確実に理解し、まとまった長さの文章を読み解く力をつけると同時に、文章に書かれた内容を通して、中国語圏の社会や文化に対する理解を深めます。
時事中国語
中国語の新聞記事の精読を通じて中国語の読解力を高めると同時に、激動する中国社会への理解を深めることを目的とします。現代中国の政治?経済?社会を扱った中国語書籍の講読を通じて、文意の正確な解釈と適切な日本語への翻訳の仕方を学習します。これにより、①中国語文献の資料解釈?翻訳力の向上を図り、②今日の中国(および台湾を含む中国語圏社会)が直面している様々な問題群に対する基礎的理解を深めます。
医療?福祉中国語
この科目は、専門的な中国語を使って医療現場の通訳と翻訳の能力を養成する授業です。また、中国語の総合応用力の上達も視野に入れています。将来、医療?福祉分野で仕事したい方はぜひご参加下さい。担当の先生がもともとお医者さまなので、医療に関する語学力だけでなく、医療現場に関する知識や経験なども伝えてもらえます。この授業では、まず医療用語を中国語で説明し、そのうえで、各病状を中国語でどう表現するかを学びます。また、この専門領域での基本知識などを勉強して、医療現場においてどう活かすかを体験してもらいます。 更に、医療、福祉をテーマとする本文を読んで、様々な場面において、実践的な練習をペアで行います。